016.『今、医療の現場で何が!』その2〜「将来医療職を目指す若者達へ!」
先日、私の母校である宮津高校で将来医療職を目指す高校生に向けた講演をさせていただきました。私が医者になるまでの過程のお話と、実際病院で色々な職種の方がどのような仕事をしているかを、写真とビデオを使ってお話ししました。
80名余りの生徒が、通常目にする事のできない病院の裏側を熱心に見て聞き入っていました。医療職というと医師、看護師、薬剤師などがすぐに浮かびますが、病院の中ではそのほかにも大勢の職種の方が一緒に働いています。
リハビリの療法士さん(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、各種検査技師さん(放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士)、社会復帰を支援する社会福祉士さん、多くの事務処理を行う医療事務(クラーク)さん、入院患者さんの生活を支える管理栄養士さん、調理師さん、身の回りの世話全般を行う看護補助さん、更には清潔が重要な現場でもある病院の清掃員さんなど、一般にはあまり注目されない医療職がたくさんあり、全ての方の力があって患者さんの命が守られています。
まだ世の中に出ていない高校生のみなさんが、色々な職業に興味を持ち、「世の中や人の役に立つ仕事がしたい」「自分の故郷で医療の職に就きたい」と言って意気揚々としている姿は、私も初心に戻る気持ちで元気づけられました。
少子高齢化、地方の財政難、若者の就職難、医療費の困窮化と重たい現実が立ちはだかっていますが、今後の日本を、この丹後の地を元気に活性化させるために、今の若い人達が将来の夢と希望を持ち続けて活躍できる環境を私たち大人が作らなければなりませんし、私もその一助になれればと思っております。
(「くすぐる診療所」2013年7月号より改訂)